5thワンマン Tokyo in Picture

2018年2月19日

現代美術家による一枚の絵「fixed variables」を起点として、「Picture」をテーマに展開されるワンマンライブ。

会場は美術館に見立てられ入り口ではパンフレットが配られます。

絵画や衣装、「アイドルと芸術」のときの作品群が展示され、開演前と終演後も楽しめる空間、パフォーマンス以外の現場コンテンツが提供できればと考えました。

一方ライブはパフォーマンスアートとして表現。ライブアイドルの中で動的な演出を好む傾向が強まる中(曲を接続して曲間をなくしたり、開演から終演まで音楽を途切れさせないなど)、あえて静的な美しさを目指しました。曲間はすべて切断し、曲前には作品タイトルを明示する。

視覚・聴覚的なものからの逸脱を試みる・・・・・・・・・内の文脈で言えば、視覚・「観ること」の復権でもあります。現在までのイベントで、最も空間の演出に気を遣いました。つまりは「雰囲気」(笑)。キネマの内装に合うピアノ生演奏、シャンデリアにステージ家具、ライブ後半ではその日限りのクラシカルでドレッシーな衣装、そして初となるライブの匂い演出。

今回は動画も含めて撮影が可能な「撮影席」が客席に設けられました。撮影専用の区画を作るのも初めてのことです。

「エモさ」「ヤバさ」「(考える)面白さ」よりも、シンプルに会場とメンバーの絵的な「美しさ」を!が大テーゼでした。一方で絵画や映像などのプロジェクションと展示された作品群は、単なる雰囲気作りには終わらない、「Picture」の歴史をアイドルの歴史とパラレルに展開させる深読みができるようになっています。「fixed variables」に始まり「fixed variables」に戻ってくる循環構造(1638-2018-1638)と、そこで示される「 王道のありか」。前面に出てきて解釈を迫るようなものではないですが、ライブの余韻に浸りつつ、会場でそういったことを考えてもらえていたら幸いです。あなたの記録や思い出に残る「Picture」を撮ることはできたでしょうか。

東京キネマ倶楽部について

HPには「大正ロマンのオペラハウスを再現した『洋館』的な雰囲気が漂うこの空間と、元グランドキャバレーならではの設備をこの度『オープン スペース』としてご提供する」とあります。

一般論としてハコが大きくなるにつれ、ステージ上方がどうしても寂しくなるので、何らかの映像を映したりレーザーを用いたり、幕をレンタル してデコレーションしたりなどで空間を埋めないといけなくなります。2017年は地下アイドル界隈でも大箱におけるレーザーが定着した年だと思いま すが、この空間を下見して照明・レーザーによる過剰な装飾はやめようと思いました。結果、シャンデリアとステージ上の家具によるクラシカルな演 出に、そして歴史の評価に耐えて残る「名作」をプロジェクターで投影することにしたのです。豪華&優美な雰囲気を余計な介入や演出で壊さないよ う、テクノロジーを用いないのはもちろん、演出の細部まで「場に沿うこと」を徹底しています。

「Tokyo in Picture」は東京キネマ倶楽部でしかありえないイベントでした。

動画

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