第9回定期公演 Tokyo in 『         』

2018年2月3日

・・・・・・・・・の楽曲テーマである「ヤバい」と「エモい」を第1部、第2部を通して体感できるイベント。

まずヤバ曲にフォーカスした第1部。ヤバ曲の代名詞である「のいずくみきょく」では、これまでその日限りの掛け捨てパフォーマンスを幾度とな く披露してきました。下手から上手にただティッシュを運ぶだけの日、まな板にコンタクトマイクを付けキャベツの千切りでノイズを発生させる日、 メンバーがガムテープでぐるぐる巻かれのたうち回りながら叫ぶ日、等々…今回はこれらからいくつかをセレクトして再演、さらにファンみんなで「のいずくみきょく」の演出を考えその場で・ちゃんたちが披露。ノイズ周りでは他に、のいずペンギンによる新パフォーマンスとノイズ指導も。「の いずくみきょく」の「同曲を複数のやり方で演出する」というエッセンスは、同じく1部のパフォーマンスである「sajjanuさん楽曲を無限ループさせ るフリコピ筋トレパート」やこの日お披露目した新バージョンの「kyuukohan」など、「同じ曲の使い回しでも見え方が変わる」といったアイデアと隣接しています。

2部の”「エモい」イベント”はこれまた文字通りエモ曲イベント、、と思いきや最後にkyuukohanを披露するという、・・・・・・・・・なりの「外し」で締めくくりました。この定期公演を「Tokyo in 『         』」というタイトルでやろうとしたのは、アルバム収録曲のようなエモいストレ ート曲だけではなく、常に「外し」ていく姿勢を含めて・・・・・・・・・である、という思いが強くあるからです。

2部では他に、楽曲担当みきれちゃんによる1stアルバム『         』の全曲解説がありました。

1stアルバム『         』について

・・・・・・・・・の1stアルバム。ジャケットには東京にまつわる単語が所狭しと並べられており、そこに9本の白線が引かれています。

楽曲的にはエモを凝縮させたアルバム作品である一方、コンセプト的には次のような意味合いを込めていました。東京・都市をテーマとする・・> ・・・・・・・から生まれた、秩序と独立性をもった構築物である楽曲は同時に、ジャケットにおいて10曲の群となることで9つの行間・隙間を作っ>ています。もしかするとそのスペースは、9つの「・」が収まる場所なのかもしれません。

ジャケットの白線は元からあったのか後から引かれたのか、地なのか空白なのかノイズなのか。ノイズから生まれる秩序とノイズを生み出す秩序> 、そして秩序にとってのノイズとノイズにとってのノイズ。これらの間を揺蕩う・・・・・・・・・を象徴する作品となっていれば良いなと思います 。

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