言葉や批評にフィーチャーした回。
1部「Words」では哲学者・批評家の東浩紀『観光客の哲学』の・ちゃんたちによる読書感想会と、運営による解説「『観光客の哲学』と・・・・・・・・・の関係」が行われました。・ちゃんたちはそれ以外にも個別の課題図書について読書感想文を発表(桐野夏生『東京島』、村上春樹『東京 奇譚集』、雨宮まみ『東京を生きる』 、川上弘美 『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』、リリー・フランキー 『東京タワー―オカンとボクと、時々>、オトン』、大竹静市郎『写真で見る 東京の激変』。以上敬称略)、また運営による「サテライト」「東京マヌカン」「東京マヌカン−コピー」「Inventions」「kyuukohan」歌詞・振付・コンセプト解説も。しかし最大の目玉は・ちゃんによる既存持ち曲の別ver.作詞&作詞解説&パフォーマンス>。「サテライト」「サイダー」「ねぇ」「スライド」「きみにおちるよる」が新歌詞ver.で披露されました。
「Words」は、アイドル界隈はもっと批評や言葉での語りに開かれるべきだという思いから試みた実験回です。また「word」には単語、言葉という意味以外に、歌詞、台詞、便り、約束、命令、福音などの意味があり、こういった多義性を踏まえるとまた別の味わいが出てくるかもしれません。
2部「Letters」はのいずペンギン(・ソロ)と生誕パートを除けばガッツリノンストップライブ。2部に関連して・ちゃんたちは毎日のブログ=Tu mblr更新や・ちゃんの手書き文字を元にしたフォント(手書き字とドットで構成された字の2種)作成を行なっており、それらを素材にした映像プロ> ジェクションも行われました。・が女の子になったのが「・ちゃん」とすれば、・が文字になったのが「・ちゃんフォント」。・ちゃんフォントで書 けば、それはもう・ちゃんの言葉かも?そして実は、同時に・ちゃんの描いた絵をもとにしたLINEスタンプを作成しようと申請をしていたのですが、 何度もリジェクトされて実現しなかったという悲しいお話も…。
第8回定期公演はあくまで #Tokyo_in_Words_and_Letters という試みの集大成であり、ハッシュタグを用いたツイート(これもまた一種の”振りコ ピ”です)なども試みの一部です。この期間はコンセプト担当も積極的にコンセプトについてブログを更新しました。また・ちゃんたちの物販時識別記号が品詞になり、普段の会話と文章の中に・ちゃんたちが潜みました。2部では入場時に点字、手旗信号、モールス信号、・ちゃんフォント(2種) で書かれた・ちゃんからのお手紙が手渡されました。ちなみに「letter」には手紙以外に、文字、文学、字体などの意味があります。